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バイデン米副大統領と会談 核軍縮、拉致問題で意見交換

  • 最終変更日時 2009年4月14日?20日

私は4月14日から20日までの間、米国ワシントンを訪問し、ホワイトハウスでバイデン副大統領と会談しました。米国のシンクタンクにおける講演も訪米の目的でしたが、この機会にオバマ新政権首脳との会談し、率直な意見交換を行いたいと考えていました。

オバマ大統領がプラハで「核兵器のない世界」を目指す意向を表明したことを踏まえ、私はバイデン副大統領との会談の席上、オバマ大統領にあてた麻生総理の親書を手渡しました。

親書の内容は大統領のプラハ演説を歓迎するとともに、核不拡散に向けて日米が協力すべきであるという内容です。

私は「日米で協力して包括的な核実験禁止条約(CTBT)を発効させるために、日米が共同して他国に働きかけるべきだ」と核軍縮問題で日米が協力していくことの重要性を指摘しました。米国とロシアの核2大国の核軍縮を実現することも当然必要ですが、中国に対しても核兵器の削減を求めることを念頭に発言しました。

これに対し、バイデン副大統領は「究極的な核廃絶に向けて核軍縮を行い、その重要な要素としてCTBTを批准、発効させる」と強い意欲を示すとともに、「この方針は同盟国に対する核の傘提供とは矛盾しない」と述べました。

さらに私は、オバマ大統領の今年中の訪日が予定されていることに関連して「日本は唯一の被爆国であり、オバマ大統領訪日の際はその当りを念頭に置いてほしい」と伝えました。

また拉致問題ついて私は「日本と北朝鮮の間には重要な拉致問題が存在する」と指摘し、13歳の少女を含め多くに日本人が拉致されていること、この問題の解決なくして国交正常化はしない方針を説明しました。

これに対し、バイデン副大統領は私の話に真剣に耳を傾け、「重要性を理解している。クリントン国務長官が訪日した際に述べているように日本の立場を支援する」と語り、拉致問題解決に向けオバマ新政権も全面的に協力することを約束しました。

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