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闘う保守政治家 安倍晋三語録

国防・自衛隊

  • 最終変更日時 2009年06月12日

「国防という高貴な使命」に捧げた努力の賜

今般の省移行法は、衆参両院で九割以上の国会議員の賛成により成立しました。これは、すべからく隊員諸官や諸先輩の長期間にわたる国防という高貴な使命に捧げた努力の賜です。今この瞬間にも、イラクやゴラン高原の地で、インド洋の洋上で、あるいは隔絶の離島で、更には自衛隊の基地や駐屯地で、厳しい現場の任務に従事している隊員達がいます。諸官の活動を誇りとし、今後ますますの活躍に大いに期待します。

平成19年1月9日・防衛省移行記念式典での訓辞

国際的な平和と安定のためなら自衛隊が海外で活動することをためらわない

3日前、私は防衛庁を、他の中央省庁と同格の省に昇格させました。新しい防衛省は、国際平和協力活動を国土防衛とともに本来任務として敢然と遂行する用意があります。(中略)憲法の諸原則を遵守しつつ、いまや日本人は国際的な平和と安定のためであれば、自衛隊が海外での活動を行うことをためらいません。

平成19年1月12日・北大西洋理事会における演説〈外務省の仮訳〉

思索し、決断する幹部であってほしい

諸君は、将来、自衛隊の幹部として様々な部署で活躍されることとなるわけであります。そうした諸君に、餞に次のことを申し上げたいと思います。それは、「思索し、決断する幹部であってほしい」ということであります。チャーチルは、その回顧録でこう述べています。

「慎重と自制を説く忠言が、いかに致命的危険の主因となり得るか、また、安全と平穏の生活を求めて採用された中道は、いかに災害の中心点へ結びつくかを、われわれは知るであろう。」

ここには、チャーチル独特のレトリックもあるのでしょうが、チェンバレン内閣がとった宥和政策を始め第二次世界大戦に至る様々な事件を自らの体験に照らした上での含蓄ある表現だと思います。

特に申し上げたいのは、諸君が将来直面するであろう「危機」に臨んでは、右と左とを足して二で割るような結論が、こうした状況に真に適合したものとはならないということであります。様々な情報を幅広く収集し、情報を的確に分析し、時に応じて自らの信じるところに従って的確な決断をすることが必要となるのです。

平成19年3月18日・防大卒業式での訓辞

「勇とは義しき事をなすことなり」

十八日、防衛大学校の卒業式が行われました。内閣総理大臣として初めて、かつ、防衛省になってから初めての卒業式です。国の安全を守るために働くことを決意した防大生。希望に燃えて目を輝かせている彼らの前に立ったときは、特別の感慨をおぼえました。(中略)

昭和三十五年、当時の首相、私の祖父である岸信介は、多くの反対を受ける中で、日米安保条約の改定を貫きました。自分が進む、この道に間違いはないという信念、たとえ多くが反対しようとも、日本と国民を守るという断固たる使命感があったからこそ、これを実現できたのだと思います。

国民の生命、身体、財産を守ること。そして、世界の平和と安定に貢献すること。これは内閣総理大臣としての究極の責務だと自覚しています。我々のまわりには、北朝鮮による拉致問題、核開発、弾道ミサイルの発射を始め、地域紛争、大量破壊兵器の拡散といった現実があります。私たちは、不透明、不確実な時代を生きています。こうした不確実な時代に対応した安全保障のありかたを常に考えていかなければなりません。
(中略)
「勇とは義(ただ)しき事をなすことなり」

新渡戸稲造の「武士道」にある言葉です。防衛大学校の卒業生に私の挨拶の結びとして贈ったこの言葉は、国の舵取りをつかさどるものとして、私自身の教訓と考えています。

「安倍内閣メールマガジン」第二十二号〈平成19年3月22日〉

最高指揮官として、わが国の評価を世界に知らしめてくれる諸官らを改めて誇りに思う

諸官らの活動は国際的にも高い評価を得ています。最高指揮官として、わが国の評価を世界に知らしめてくれる諸官らを改めて誇りに思います。

これから約四カ月間の活動となりますが、すでに一名の隊員のお子さんが誕生し、活動期間中には三名の隊員のお子さんが誕生する予定であると聞いています。任務中は、お子さんに会うことはできないと思います。無事帰国して、誕生したお子さんをしっかり抱き上げてやってください。そして、将来、お父さんのインド洋での生き様を話してあげてください。

平成19年4月29日・テロ対策特措法に基づきアブダビ洋上で補給活動に従事している海上自衛隊の部隊を激励した際の訓辞

各自の任務に邁進している諸官の姿が目に浮かびます

C130が無事に任務を行っているという報告を聞くたび、細心の注意を払いながら安全運航に努める飛行隊の諸君、毎日朝早くから入念に整備を行う整備隊の諸君、高度な専門知識を駆使して航空機の安全な運航に欠かせない判断を行う情報・気象・安全担当の諸君、全隊員の生活を陰で支える補給・施設担当の諸君、基地の守りを担う警備隊の諸君等々、日々の運航を支えるため、各自の任務に邁進している諸官の姿が目に浮かびます。

イラク復興支援という一ページを、日本の歴史に輝かしい足跡として残すのは自分たち。このことを胸に刻み、引き続き任務に邁進してほしい。

平成19年5月1日・クウェートに駐屯している航空自衛隊イラク復興支援派遣輸送航空隊を激励した際の訓辞

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