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発言語録

闘う保守政治家 安倍晋三語録

教育論

  • 最終変更日時 2009年06月12日 10時00分

「公共の精神」があって「個人の尊厳」は守られることを教えるべき

公共の精神をみんなが大切にすることによって、個人の尊厳も私は結果として守られていくことになるんだろうと、このように思うわけでありまして、自由気ままに、勝手に、欲望にのっとって自分のやりたいことをみんながやり始めたら社会は成り立たないわけでありますし、それぞれ個人も自らの尊厳を守りながら生活をしていくことも危うくなっていくんだろうと、このように思うわけであります。

ですから、この個人の尊厳、そして公共の精神、私と公、これは両方とも子供たちに教えていく必要があるんだろうと、この両方があって初めて社会は成り立っていく、個人の尊厳も守られていくということを教えていかなければならないと思います。

平成18年12月14日・参院教基法に関する特別委

子供たちに「もったいない」という気持ちを教えるべき

私が党の幹事長代理を務めておりましたときに、党としてこのもったいない運動を展開をしようということも徹底し、行ってきたところでございます。

やはり、このお金で何でも買えるという認識があると、もったいないという気持ちがこれはうせていくものでございまして、やはりこの自然の恵みを大切にしていくという気持ち、あるいはまた自分が使っているものを大切にしていこうという、そういう気持ちをはぐくんでいくことは、これは環境を保全をしていく、循環型社会をつくっていく上においても重要であると思います。そうした観点から、教育の場においてそういう気持ちをこれははぐくんでいくように、これは教育の現場で実行していくことが大切だろうと思います。

我々が子供のころは、例えば消しゴムにしろ筆箱にしろ、相当これは使えなくなるまで使ったわけでありまして、これを、もう早く新しいものが、子供ですから新しいものが欲しいんで、それを何となく新しいものを買ってくれと言っても、母親や父親がそれはもったいないだろうということをよく連発をして、子供のときには、それはあるときは反発を覚えるわけではありますが、なかなかこのもったいないという認識をだんだん気持ちの中に構成していくわけでございます。そういう意味におきましては、教育の場でこのもったいないという認識を植え付けていくことも大切ではないかと、私もそのように思います。

平成18年10月11日・参院予算委

いじめは恥ずべきことであることを子供たちに教えるべき

いじめている児童に対しては、やはりこれは毅然として指導していくという姿勢が私は大切だろうと思います。そして、いじめは恥ずかしいことであるということを、やはり学校の先生がクラスでホームルームを開いて、一度は少なくとも生徒に呼び掛けていくことも大切であろうと、このように思います。

平成11月22日・参院教基法に関する特別委

いじめられている子供が転校を余儀なくされるというのはおかしい

問題を起こす子供に対しては、指導、懲戒の基準を明確にして、毅然たる対応を取っていく必要があるということも指摘をしているわけでありまして、いじめられている子供が転校を余儀なくされるというのは、これはやはり私はおかしいんだろうと思います。いじめている子供たちに対しても、もちろん教育的に指導をしていくことが大切です。しかし、直ちにいじめをやめるべく厳しく指導していく、それもやはり私は大切ではないか。また、先生にとってもそういう厳しい指導をすることもできるということでなければ、なかなか問題の解決は私は難しいのではないかと思います。

平成18年11月30日・参院教基法に関する特別委

子供たちに語った「友情論」

みなさんはもうすぐ中学校に上がりますが、将来、未来は開かれています。それはみなさんが何をやっていくかにかかっています。未来はみなさんの希望や熱意、努力で変えていくことができます。夢にむかってがんばってもらいたい。

わたしは小学校時の友達と、40年たった今でもつき合っています。同じクラスで勉強したり、ときには喧嘩をしたり、一緒に遊んだり、一緒に泣いたり。みなさんもそういう友達を大切にしてもらいたい。友情をつくっていくことも大切なことです。もし友達がいなくてひとりぼっちの子がいたら、ぜひ声をかけてあげてください。私が子どものときにそういうことができなかったことを、今でも後悔しています。

※約三十分間、子供たちと歓談した後のお別れの挨拶の一部。

来年4月になると、みなさんは卒業して離れ離れになると思いますが、小学校6年間ずっと一緒だったとも聞きました。私も本当に、先ほど言いましたが、小学校時代の友達とは今でもまだ付き合っていますし、そのころの失敗を、みんなで楽しくしゃべって、お互いそれぞれ良さをみんなで認め合って。違いもあるけども、尊重し合うのが大切なんじゃないかなと思います。

人間うまくいっているときもあるし、なかなかうまくいかないときもある。そういうときにお互いに励ましあったり、助け合ったりするのが大切だと思います。みんなで仲良く、この友情を持ち続けるのが、人生でも大切なことになるだろうと思います。

あと卒業まで4か月だと思いますが、やはり最後まで仲良く楽しく勉強したり、遊んだりしてください。そして皆さんの将来の夢、獣医になりたいという人、科学者、スポーツの選手、政治家もいましたが、将来を目指して情熱を持ってがんばってください。どうもありがとうございます。

平成18年12月7日・東京都新宿区の小学校を訪問した際

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