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発言語録

著書「美しい国へ」から安倍晋三語録

おわりに

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未来は不変のものではなく、みんなの努力によって創り出されていくのだということはわかっていても、一歩前に出ることを躊躇う若者は多い。とすれば、彼らに勇気をあたえ、何をすべきかを示す責任があるのは、ほかならぬ政治家なのではないだろうか。

十九世紀のイギリスの保守政治家、ベンジャミン・ディズレーリは、若い頃に著した小説『ビビアン・グレイ』のなかで、「青年のとまどいは人類の失望をもたらす。願わくは、先達が営々として築いてきたものが無駄にならないように」と言った。

本書は、いわゆる政策提言のための本ではない。わたしが十代、二十代の頃、どんなことを考えていたか、わたしの生まれたこの国に対してどんな感情を抱いていたか、そしていま、政治家としてどう行動すべきなのか、を正直につづったものだ。だから若い人たちに読んでほしいと思って書いた。この国を自信と誇りの持てる国にしたいという気持ちを、少しでも若い世代に伝えたかったからである。

政治は未来のためにある――わたしの政治家としての根っこにある想いを知っていただければ望外の喜びである。

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衆議院議員第一議員会館 安倍晋三事務所

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